なんと私の推しメン、高木菜那ちゅあんの所属する企業の親会社が、彼女の五輪での活躍を受けて、報奨金4千万円と3階級特進で係長に据える人事を決めたそうです。これは快挙ではありませんか。旧日本軍やガンダムでは、戦死してやっとこさ2階級の特進なのに、それを上回ってしまうとは、アムロが「2階級特進? ……それだけなんですか? 金メダルでも3階級なのに!!」とまた、暴れてしまわないか心配です。
Yさん、お待たせいたしました。帰ってきた〇職です。では、さっそくお悩み相談の続きに入りたいと思います。
前回、Yさんのデフォルトはニュートラルだというお話しをいたしました。この本来はニュートラルであるということをしっかり押さえておかないと、
「あ、いま、片想いの自分になっていた」→「両想いの自分になる」
このオレンジの矢印の過程で、「あ、いま、片想いの自分になっていた」を解除し切れず、その上から無理やり「両想いの自分になる」を被せてしまうことになります。Yさんというニュートラルな意識の空間に「片思いの自分」がまだ座席に居座っているのに、その膝の上へ強引に「両想いの自分」が座ってしまうというコントのような事態が起きてしまうわけです。
この状況ではまだ「片思いの自分」が消化し切れず、常に内面を見張っておかないと、すぐに「片思いの自分」が強引に論戦を挑んできます。ですので、まずは「片思いの自分」の存在根拠が虚構であることを突きつけて(思考の関連付けを解除して)座席から去ってもらい、そこに「両想いの自分」を座らせるのです。意識を一旦、ニュートラルにし(「今」にあり)、
被せるのではなく、選択するのです
それでも慣れないうちは、またエゴ(片思いの自分)が意識の背後から忍び寄ってきますが、既に意識の座席を占めているのは「両想いの自分」ですので(もう「両想い」の世界に移行していますので)、
「両想いの自分」であることを思い出すだけです
ニュアンスが伝わりますかね? 私の個人的な感覚を無理やり言語化しているので理解して頂けるかは心許ないのですが、「両想いの自分」になる前に、一度意識をニュートラルに戻すということを強く意識して頂ければ、自ずと感覚が掴めるはずです。
現実に飲み込まれないようになるには、やはり淡々と無意識の思考に気付き続けることが一番の近道なのでしょうか?
そうですね。思考に気付くということは、飲み込まれそうになっている、
その現実は本当にリアルなのか?
と、疑うことを意味します。現実さんにとって疑われるという行為は大変に泣き所なのです。なぜなら、そもそも現実にYさんを飲み込むような実体がないからです。
Yさんにおける現実とは「片思いの自分」という一言に尽きるかと思われます。しかし、既述のように「片思いの自分」とは無意識の思考による関連付けです。その関連付けに気付き(疑い)続けることで、好き嫌いは別としてそのような現実を自分が作っていたと自覚することができるわけです。つまり、「主(現実)従(内面)関係」ではなく、自分の認識次第で現実がその姿を変えていたという、
「主(内面)従(現実)関係」
が、より明確になってくるのです。現実とは本来、Yさんを飲み込むような性質ではなく、Yさんがその波に乗ってブイブイいわすものだったと、それを思い出すために思考に気付くということが有効なのです。
ただ、願望を叶えるという一点において、メールの文面から判断するに現状のYさんにとって、この思考に気付くという行いが「一番の近道」であるかは、決してそうだと言い切ることはできません。
ですので、こういった思考に気付くというアプローチの枠内での対処とはまた別に、違うアプローチを次回に提案して、お悩み相談の最終回にしたいと思います。