昨日、ある読者様からお問い合わせフォームよりご連絡を頂き、お悩みを拝聴いたしました。個人的に返信を差し上げようと思ったのですが、その内容が、他のスピリチュアル廃人のみなさまも共有しているであろう典型的な症状と所見でき、またその返答に相当量の字数が予想されましたので、ご本人様の了解を得て、記事化する運びとなりました。というわけで今回は、お問い合わせメールの文面を拝借しながら、「午後は○○おもいッきりテレビ」を彷彿とさせるお悩み相談を行いたいと思います。
Y(匿名、女性)さん、改めてお問い合わせ、ありがとうございます。私はブログ主としてリーダーズ(読者)・ファーストを信条としていますが、一人の人間としてはレディー・ファーストを人生におけるテーマとして掲げていますので、〇職かつ微力ですが、喜んでお力になりたいと思います。
まずは、他の読者様にもどういったお悩みであるのかを把握して頂くために、お名前の部分だけに修正を加えて、全文、転載させて頂きます。
サイトを拝見しているYと申します。
数年前に潜在意識を知り、メソッドジプシーと化している者です。
ネットを彷徨っているうちに、幸運にもこちらに辿り着きました。現実化させたい願い(恋愛)がある身としては、ふれきよさんの実体験にとても勇気づけられたと同時に、自分がいかに現実を基盤にした在り方をしていたかを実感しました。
現実を無視することが大切と頭では理解していても、「連絡が来ない、いつになったら現実に反映されるんだ」→「あ、いま、片想いの自分になっていた」→「両想いの自分になる」→「連絡が(以下略)」なんてループを数百回は繰り返しているような状態です。
ふれきよさんは、現実を完全無視した結果望む生活を現実のものにされたようですが、現実に飲み込まれないようになるには、やはり淡々と無意識の思考に気付き続けることが一番の近道なのでしょうか?
お忙しいとは思われますが、もしコツや特に気をつけていたことがありましたら教えていただけると嬉しく思います。寒い日が続きますので、ご自愛ください。
これからも陰ながら応援しております。
まず、あくまでも文面から拝する限りなのですが、Yさんは大きなボタンの掛け違いをされているようです。現実を無視することや飲み込まれないことが目的ではありません。それはあくまでも一つのツールであり、手段なのです。
Yさんが見据えるべきターゲットはご自身の内面です。
現実を無視できる、できないに関わらず、Yさんの内面が変わってしまえば、現実も変わらざるを得ないのです。「現実無視=願望実現」ではなく、
「自分=世界」
です。自分の内面の状態が現実にそのままスライドするだけなので、つまり、変化がないということは、シンプルにYさんの内面に変化が起こっていないという証左であります。
ですので、私のやり方を参考にされたかはわかりませんが、現実ガン無視生活が体に合わないようでしたら、アプローチを変えてみるのも一考かとも思います。
ただ、文面から察するに現実ガン無視生活もまだ改善の余地はあるかと思われますので、まずはそれについて思うところを述べさせて頂きます。
とりあえず便宜上、Yさんの片思いのお相手を「Aさん」と表記させて頂きます。その上でずばり、Yさん、あなたは傍から見ていましてもAさんとは付き合っていません。と言いますか、わざわざ無駄な関連付けで自らを亀甲縛りし、「片思いの自分」を進んで世界に発信しています。
「連絡が来ない、いつになったら現実に反映されるんだ」→「あ、いま、片想いの自分になっていた」
疑うべきは「片思いの自分」ではなく、まずはオレンジの部分です。近視的に「片思いの自分」に気付くのではなく、その前にあたかも当然の如くエゴによって巧妙に敷かれている「片思いの自分」というレールの構成要素、その根源にある無意識の思考による関連付けに気付くのです。
このケースですと「連絡が来ない」から「片思い」という、そもそもの出発点を疑うのです。もし「連絡が来ない」から「片思い」という方程式が成立するなら、世に存在する「両想い」の人たちは常にトランシーバー片手に「ただいまファミチキを買いましたー! どうぞー!」なんていう生活を余儀なくされてしまいます。「両想い」でも、終日、連絡が来ないことなんてざらにあります。何の関連もない個別の事象を記憶や思考で連結し、頼んでもいないのに自ら「片思い」のポジションに意識を固定させているだけです。
「連絡が来ない」から「片思い」の「から」が遮断さますと、
「連絡が来ない」…「?」
何も発生しないのです。つまりYさん、あなたのデフォルトは無職透明の、スピリチュアル用語で言うところの「ニュートラル」(「今」とか「別の領域」)ってヤツなんです。つまり、関連付けを全て解除し、「今」にありますと、そもそも
片思いの自分になりようがないのです。
そのことを今回は押さえて頂きまして、続きは次回に持ち越したいと思います。すみません、〇職のくせして今晩は予定が入っていまして、早めに失礼いたします。ガチャッ!