前回の「私が身バレを恐れている理由、それは…」で、私がさも全てを悟り、退屈になって今は人間としてあえて不足を楽しんでいる的な高尚な思想を持っているかのように受け止められることが恥ずかしいので、改めて再度端的に申し上げますと、私は普通にどこにでもいるエロいことを考えたりする無思想のオッサンです。
あえてスピ的な視点から分析して申し上げると、自分が創造した世界からエゴを分離させ、他者を作り出して刺激を楽しんでいるという構図になるというだけで、「俺は地上に舞い降り立った現人神なんだぜ」という思想は全くなく、むしろ面倒くさがり屋のダメ人間という自覚があるくらいです。
ですので、
①こまけぇさんは今でもエゴがたくさん出てきますか??
②たくさん出てきても完璧認定で乗り切っているのでしょうか?
③今でも自分=世界を体感できる「ぼーっとする」をやることはありますか?
(さきりんさん)※番号は私が勝手にふりました
①エゴを自我の欲求と捉えますとエゴは出まくりで、エゴの申し子と言っても過言ではありません。
②意識して完璧認定で乗り切っているという感じではなく、全てを受け入れているといった感じです。なるようになれ的な。そんな中でも怒りたい時は怒りますし、踊りたい時は踊ります。しかし何か現実に対してスピ的に進んで対処するといった態度はありません。
③過去にはやっていたこともありましたが、今は全くやっていません。本当に業界人の面影がない、ただのオッサンに成り下がっています。
単純な話、スピ脳を脱却したとも言えます。おそらくほとんどの方が楽になりたいとの思いでこの業界に入ってきたはずが、業界に入ったら入ったで「ああ、嫌なことが起きた。自分の内面がネガティブだったからだわ」と逐一自分を責め、メソッドで自分を縛り、楽になるどころかさらに苦しさが増すと言ったケースが多々見受けられるように思われます。当然私もそうでした。
何か現実に嫌なことが起きた際にそこにスピ的な解釈を行い、人に知られたら病人扱いされるようなメソッドで対処し、業界人でなければ現実に起きたことと自分の内面とをリンクさせずに流していたはずが、逆に業界にどっぷり浸かり込んでしまったがために無駄にこじらせてしまうというあの本末転倒ぶり。今思うと私はそうした終わりの見えないスピ的なルーティンに辟易し、願望を叶えてしまえばすぐにらでもこの業界から足を洗いたいとの思いを強く抱えていたようです。
ですから私の現状である業界人とはほど遠いオッサンの姿は、私が求めていた理想の姿だったのかもしれません。