読者の方からご報告を頂くと私のエゴが嬉しくなって少しやる気が湧いてくるのですが、記事の内容を考えているうちにそのやる気も萎んでいくのが常なので、あまり深く考えずに勢いだけで短かく書いて見ようかと思います。今流行のショート動画ならぬショートブログです。
前回の京男さんのご報告内容に関連した話（正確には便乗）なのですが、まさに普段から無意識に延々と垂れ流している思考、つまりその思考の源である自分というキャラの設定（記憶）に基づいて我々は現実を作り出しています。
例えば「笈ケ島」という町を皆さんはご存じでしょうか？ 私に関して言えば読むことすらできませんでした。ほとんどの方は聞いたこともない町名でしょうし、足を踏み入れたこともないはずです。ですから「どこやねん？」という言葉が頭に浮かんできたかと思われます。その現実に反応して勝手に立ち上ってきた「どこやねん？」、それこそがあなたが創り出した世界です。また一方で笈ケ島をご存じの方は「ああ、あそこ…」との思考が湧いてきているはずで、すなわちこの画面の全く同じ文面を読んでいるにも拘わらず、個々のキャラ設定に基づいて別々の世界が展開されているわけです。
しかし一方でその町名に対する「どこやねん？」という思考の反応もまた自家中毒のような感じで我々の不足のキャラを固着させています。「笈ケ島」を知らないという思考の反応によって「笈ケ島」を知らないキャラを確定させているのです。まさに自分が出したウンコを食っては腹を壊し、またウンコを出してはそれを食うというあまりにマゾ的なスカ〇ロ行為です。
ですから逆説的にこの現実に対する見え方（反応）があなたの思考の在りよう（キャラ）ということにもなります。こうした願望とは一見関係が無さそうに見える細かな思考であってもそれが不足のキャラから湧いてくる限り、その思考に自ら侵され、そのキャラの設定（不足）に基づいた世界を無意識に作り上げてしまうのです。願望に対する不足の思考だけが毒なのではなく、不足のキャラに基づいたありとあらゆる思考が毒なのです。
ですからこの普段（無意識）の思考の遮断、つまり意識的にそれに気付いて止める（無思考＆今にある）か観察して一体化を解除すること（自己観察）で「キャラ（記憶）⇔無意識の思考⇔世界」というループを崩壊させ、現実に大きな変化をもたらすことできるというわけなんです。
最後に可能性は低いでしょうが、笈ケ島にお住まいの読者の方がいらっしゃればダシに使ってしまい申し訳ありません。Googleマップで適当に馴染みのない町名を探した際に適当に目についただけなので他意はありません。（言うほどショートブログでもなかったですね…）
