なる

「なる」シストへ捧ぐ

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ブルース・リーはい、というわけで今回は「なるシスト」な方々に向けて書いていきます。

前回お話ししたように、「なる」の本来の在り方は「なっている」ことすら意識していないという境地です。思考(エゴ)をショートカットし、この境地にスムーズに移行できるという方はそこですぴりちゅある学園をめでたく卒業です。パチパチパチパチ。しかし、多くの「なるシスト」な方は、エゴの理解を求め、内面の在り方を信頼できず、すぐに外界に証拠という毒草採取に没頭してしまいます。

 

どうしても証拠探しを止められないという「なるシスト」な方は、現実に起こる全ての事象を「なった」証拠として採用することです。採用とは言いましたが、実際そうなのです。なった後に起こった物理現実は、ならなければ起こらなかったことです。

そして、常に自分は何かに「なって」いることを意識することです。人は誰でも「なる」の匠です。繰り返しますが、人は「自分」を含め何かになっています。ホラー映画を鑑賞して恐怖を感じるのは、その瞬間、その登場人物に「なって」いるのです。ブルース・リーの映画を見た団塊世代の男どもが、映画館から出てきた時、全員が全員、殺気立って周囲を牽制し合っていたのは、彼らがみなブルース・リーになっていたからです(?)。アイデンティティーとは水のようなもので、状況という入れ物によって形を変えるのです。これはブルース・リーの名言とは少しニュアンスが違って、水になれではなく水であることに気づくといった感じです。

なった後にふと元の自分に意識が戻ってしまっていると感じた時、それは理想の自分に「なれていない」のではなく、元の自分に「なっていた」と気づくことです。そしてみなさんは持って生まれた「なる」の匠なのですから、そこでまた理想の自分に「なれ」ばいいのです。これを意識して習慣化すれば、理想の自分がエゴにも浸食してきますので、見える形で現実に変化が起こってきます。

結局のところ、エゴが変われば世界が変わるのです。どこまでもシンプルです。つまり「エゴ」=「世界」です。おっと、ここで新たな公式が出来ました。例の公式を引っ張ってきて追加しましょう。

エゴ=「記憶や体験を基に生成される習慣化された思考」=無意識=世界

オレンジの部分が今回、追加されたものです。この公式は別名「引き寄せの法則」とも言います。一般の読者の方にも馴染みのある言葉ですね。ですので次回は「引き寄せの法則」について書こうと思います。では、次回予告「『引き寄せの法則』を喰らう!!」。お楽しみに。

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