みなさん、明けましておめでとうございます。
正月だからと何がめでたいのかはわかりませんが、むしろリーマン時代の私なんか正月休み明けが憂鬱で仕方なかったもんです。また無味乾燥な1年が始まるのかと、年だけ食っていく虚しさに打ちひしがれていました。
毎年4〜6日から会社が始まるんで、まだ360日ほど1年は残っているはずなのに、竹内まりやばりにドラマティックな出来事は起こるはずもないくらいに平凡な1年を想定していたんですね。スピリチュアル的な気付きを得ないとこの生活から抜け出せない、そんな観念をまだ訪れてすらいない残りの360日に塗りたくっていたんです。
しかしそんなはずはないんですよね。一般的な感覚からしても1年の間に何が起こるかなんて誰にもわかるはずはなく、勝手に何かを想定するなんてナンセンスです。そしてスピ的に言えば世界の創造点は今のこの瞬間であって、明日や明後日や一年という時間の区切りなんてなく、その今の連続が果てしなく続いているだけなんです。
ありもしない未来に目を向けて何かを求めれば、そのずっと求めている今の状態が延々と続くわけで、そのアホらしさに気付いてしまえば、勝手な不足の想定をすることもなく本当の意味で新しい1年を迎えることができるんじゃないでしょうかと、昔の自分に言いたい気がした2022年の新春であります。
本年もよろしくお願いします。