「自分=世界」

本来の主従関係では「在る」は否定されない!!

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たばこ先日、街を歩いていましたら、一台の自転車が私にたばこの煙と灰を振り撒きながらすぐ横を通り過ぎていきました。愛煙家には寛容な態度を示してきた私(非喫煙者)もこの時ばかりは立腹し、先の信号で足止めをされていた自転車タバコの男に一家言を叩きつけようと勇んで歩を進めました。そして、私がその男の背後を間近に捉え、まさに声を掛けようとしたその時、ふとある出来事が私の脳裏を掠めました。私には食事の時にだけタバコを吸う変わった知人がいるのですが、それについてどういった欲求心理なのか直接本人に問いただしたことがありました。するとその知人は「口内には喫煙を促すツボがあって、食べ物を口に含んだことでそれが刺激される」という禁煙家では知り得ない衝撃の事実を私に明かしてくれました。

そんな人体の神秘を私は思い出し、眼前に見えるこの男もきっと肛〇の周囲にあるツボをサドルによって刺激され、自転車に乗れば否応なくたばこを吸ってしまう体質なのだと好意的に解釈し、事を荒立てないことにいたしました。念のために申し上げておきますが、私が怒りの矛を収めたのは決して、接近してみたら

男の袖から刺青が見えたから

ではありません。私の寛容な精神がそうさせたのです……そう自己に言い聞かせています。

さて、今回はお悩み相談ではないのですが、「ちょっちょっと待って……今Sontarkさんが良いこと言った。」(田原総一朗) ので、少しここにコメントを引用させて頂きたいと思います。

この記事(そもそも「願望実現」って何? ~100回投稿記念~)の、「叶ったという認識で完結」って、よく言う「本当の願望はお金があるとか愛されてるとかから来る安心感、幸せを感じる事。
それは自分の心のことなのでいつでも叶えられる」てことですよね。

↑詭弁やな〜と思っていましたが、実践するにつれコレってガチやな と思います。
叶った事を思い浮かべてホルホルしたら実際もう内面では叶ってるんですよね。

「あなたが本当に求めているのは叶った現実ではなく、叶ったことによる喜びや安心感なのです(キリ」というスピ業界に身を置いている人間なら誰しも一度は聞いたことがあるこのフレーズに「何言ってんだこいつ」と誰しも一度はツッコミをかましたことがあるはずです。私も廃人時代には「そんなふうに考えていた時期が俺にもありました」(当サイトのキャッチフレーズでした)

しかし、エゴが即座にアレルギー反応を示す言葉にこそ大きな鍵が隠されているものです。と申しますか、上記のSontarkさんの仰る「詭弁」のような言葉が全てといっても過言ではなく、まさに潜在戦争(西南戦争を文字ってます)における越すに越されぬ田原坂なのであります。


皆さんもおそらく理屈では理解されているのだと思います(それだけで十分なのですが)。引用コメントのリンク先の記事でも書きましたように、現実の出来事であっても認識(内面の処理)をして初めて現実だと定義できるわけであります。この場合、五感をトリガーとして内面に現実をトレースして認識しているわけですが、認識自体は本来、何のトリガーも必要とせず行われるものです。そして、その認識が全てなのであります。

そう考えれば、エゴにとっての最初で最後の砦は、現実(景色)が真実で、内面が妄想だという認識を如何に逆転できるかなのかも知れません。しかしこれは「アファメーション」など思考に叩き込むやり方がある様に、何も体感を必要とするものではなく(条件にならないように何度も言及しています)、ただ知識として持ち合わせながら内面を真実として在りたい自分で過ごしていれば、現実がそれに呼応していきますし、徐々に本来の主(内面)従(現実)関係が構築されていき、俗に言うところの「認識の変更」もなされていきます。

ただ、ここであえて漠然と体感的なことを申し上げますと、今このブログをご覧になっているスマホやパソコンなどの端末が目の前に「在る」かと思いますが、その現実における「在る」が内面の認識によって「ない」と否定されることはないですよね? これがある意味での偽りの主(現実)従(内面)関係であります。

この関係性が本来の主(内面)従(現実)関係に戻りますと、発着点が変わっても全く同じ現象が起きるのです。つまり、内面に「在る」と描いたものが、現実においても「ない」と否定できなくなるのです。もう少し表現を変えれば、現実に比重を置いていないので、現実における現象などは鼻から眼中になく、それによって認識が左右されることがないのです。

自分が何を根拠に「在る」と定義しているのかを探っていくと、何かに突き当たることがあるかも知れません。

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