前回、ツイッターで「ラブライブ!」の小泉花陽さんの生誕祭にお祝いの言葉を呟いたら、「ラブライバー」の猛者たちから「いいね」を頂いたというお話をいたしました。実はこれには後日談がありまして、それに味を占めた私は翌日、ジャニーズ事務所としては4年ぶりの新グループとなる「キンプリ」がデビューするとの報を聞きつけ、二匹目のドジョウを狙うべくすかさずツイッターでお祝いのコメントを打ち込みました。
「ジャニオタ」はラブライバーを凌ぐ、日本屈指の追っかけ狂騒集団だと認識していましたので、私のツイートに「いいね」の嵐が吹き荒れ、あわよくばジャニオタ数人のフォロワーを獲得できるかと期待していたのですが、蓋を開けてみればフォロワーどころか「いいね」すらもらえず、私の魂胆を見抜いたジャニオタの慧眼を褒めるべきか、ただの非人情と斬り捨てるべきかは議論を呼ぶところですが、私の中で「ラブライバー」の好感度が再上昇したことは言うまでもありません。
そんなこんなで、私のジャニオタに対する感情は複雑なものがありますが、一体ジャニオタのみなさんは自身が追っかけているジャニーズグループやそのメンバーに対してどういったスタンスで応援しているのでしょうか。「私には到底、手の届かない存在だわ」と一線を引いて、ウサギのように慎ましく応援しているのか、「接触するチャンスがあれば、そこに自分の全女子力をぶっこむわ」と虎視眈々、女豹の如くその機会を窺っているのか、おそらくその両者が混在しているものと思われます。
ただ、一見、節度を保ち慎ましげなウサギさんであっても、実際にお目当てのアイドルとお近づきになれる場があれば、額からニョキニョキと下心という角を生やし「いっかくうさぎ」(ドラクエのモンスター)へと変身するはずです。とにかく、好きなアイドルと恋人になりたいという想いは両者に共通していることだろうと思います。
しかし、そんなジャニオタのみなさんでさえ、想像であったとしても自分がアイドルの想い人であるという状況に身を置ける人は多くはないかと思います。その理由としましては、舞台上のアイドルを下から羨望するだけという主従のような構図から生まれるアイドルへの神格化と、全国に何十万人と生息している他のジャニオタを出し抜いて自分がその幸運に授かることへの慄きがあるかと思います。
ですが、今挙げた2つの理由はあくまでも私の推測であり真実ではありません。私の推測に思い当たる節があったジャニオタのみなさん、それは宗教に近いただの思い込みです。
それがどういった思い込みで、そのことがどうアイドルと付き合う方策に繋がるのか、思ったよりも長くなってしまいましたのでここで一旦切ります。続きは次回にパート②としてお送りしたいと思います。